コメだけなく、マンゴー、キャビア、「牛1頭」も
すでに終了した「Vポイント×ENEOS」(鹿児島=3月)は姶良市お米100俵、「パナソニックオープンレディース」(千葉=4月)は市原市産米3俵、「サロンパスカップ」(茨城県=5月)はつくばみらい市産コシヒカリ3俵、「大東建託・いい部屋ネットレディス」(福岡県=7月)は久米米100キロが贈られている。
今週は「ゴルフ5レディス」(岐阜県=9月1日最終日)で、昨年の同大会では「美唄産米・雪蔵工房おぼろづき365キロ」が副賞として提供されたものの、令和のコメ騒動が影響したわけではないだろうが、北海道美唄市から岐阜県瑞浪市のゴルフ場に試合会場が変わったという理由でコメの副賞はなくなっている。前出・ツアー関係者が続ける。
「副賞は主催する企業の製品に加え、開催されるゴルフ場の地元企業やJAから提供されることが多く、ユニークなものも少なくない」
「アクサレディス」(宮崎県=3月)では宮崎牛10キロ、完熟マンゴー、宮崎キャビアプレミアムが、「サントリーレディス」(兵庫=6月)では神戸ビーフサーロイン部位1頭分、「東海クラシック」(愛知県=9月)では知多牛・恋美豚、「TOTOジャパン」(滋賀県、10月)ではおみたま玉子1年分、「エリエールレディス」(愛媛県、11月)では愛媛のかんきつ1年分などがあった。今週の「ゴルフ5レディス」でも飛騨牛10キロと瑞浪ボーノポーク60キロが副賞になっている。ゴルフ担当記者が言う。
「男子ツアーでは『ダンロップ・フェニックス』(宮崎県=11月)では、恒例の副賞・宮崎牛1頭がある。2016年に優勝したブルックス・ケプカは牛1頭に大興奮したし、2015年の『日本プロシニア』では副賞のすしざんまい提供の“本まぐろの解体ショー”で4000人分のマグロを室田淳が手に入れたこともある。お世話になった人やゴルフ場にプレゼントするケースがほとんどのようだ」
令和のコメ騒動で注目された女子プロゴルフツアーの優勝副賞だが、副賞がゴルフ界を盛り上げていることは間違いなさそうだ。