WHOはIARCの評価について、「加工肉を一切食べないよう求めるものではなく、加工肉の摂取を減らすことで大腸がんのリスクを減らせることを示したもの」とする見解を示している。
「リスクを知ったうえで、摂取量や頻度を見直したり、加工肉を食べる場合にも『無塩せき』の商品を選んだりすることも考えるべきだと思います」(大西医師)
食が健康のもととなるからこそ、リスクへの意識を高めたい。
(前編〈【ハム大手4社の加工肉】国際がん研究機関の発がん性分類「グループ2A」の亜硝酸ナトリウムを含む123商品の実名リスト〉から読む)
※週刊ポスト2024年9月20・27日号