住まい・不動産

子供の独立後「自宅のダウンサイジング」に潜む落とし穴の数々「旧居に買い手がつかない」「大規模修繕で大出費」「購入後に管理費が値上げ」

住み替え物件選びの失敗ポイント

住み替え物件選びの失敗ポイント

大規模修繕の一時金が200万円

 ダウンサイジングのために買い替えたマンションが問題を抱えているケースもある。

「室内はフルリノベーションで綺麗にできても、建物全体の老朽化は避けられません。築年数の経ったマンションの場合、購入から数年後に修繕積立金が倍に跳ね上がったり、大規模修繕が必要となり一時金を200万円も請求されたケースがありました。給排水管が古くなったマンションでは、転居早々にゲリラ豪雨や台風で水漏れ被害に遭った人もいます。

 ダウンサイジングの場合、部屋だけ見て物件を決めると失敗します。事前にマンション全体の設備を十分に確認しておきましょう」(同前)

 転居先にマンションの管理費や修繕積立金の「滞納者」がいることで、きちんと支払っている住民に「値上げ」の皺寄せが来ることもある。

「物件の購入時に管理費や修繕積立金の値上げ計画をきちんと聞くことが重要です。ただ、転居先の滞納者については購入前に把握することは難しい。滞納者が住宅ローンを払い終わっていたり年金生活者の場合、管理費などを請求しても払ってもらえず解決しづらいのが実情です」

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