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【蔓延する性病】「在宅勤務や単身赴任があだに…」自由な時間が増えて“夜遊び”で梅毒・淋病に罹患した男性たちの反省と治療の顛末

厚生労働省の梅毒啓発ポスター

厚生労働省の梅毒啓発ポスター

 当然、生活に支障が出る。通常なら仕事への影響も甚大だが、Tさんは「在宅勤務が不幸中の幸いだった」と言う。

「1日だけなら有給休暇を使って仕事を休んでもそれほど問題はありませんが、体の不調は何日も続きます。どうしても出社しなくてはいけない働き方の人なら全部休むことになって周囲に大迷惑ですし、説明も苦しくなる。私の仕事は、申請次第で在宅勤務ができるのがラッキーでした。フラフラになりながらでも、自分のペースで仕事をすることはできたので」(同前)

 そんなTさんは、「出社はさまざまな“遊び”の抑止力になっていたんだなと思う」と苦笑いだ。

「性病にかかったら休まなきゃいけないとか、取引先への説明が難しいといった事情があれば、もう少し気をつけたような気がします。自分の甘さを反省しています」

単身赴任の在宅勤務で自分勝手に仕事を切り上げて…

 働き方の変化で、風俗店で遊ぶようになったという男性は珍しくないようだ。東京の本社からの出向で、関西で単身赴任をしているメーカー勤務のEさん(30代男性)が、風俗にハマり、性病になった経験を苦々しい面持ちで明かす。

「私は既婚者ですが、見知らぬ土地で人恋しかったことや、単身赴任の気軽さも手伝って夜の店に通うようになりました。基本的に在宅勤務だったというのも大きかったです」(Eさん)

 在宅勤務と風俗通いにどういう関係があるのか。Eさんは、「出社していたら、職場で堂々と風俗情報を調べるわけにはいきませんが、在宅勤務ならそれが可能です。会社支給のPCで仕事をしながら、自分のスマホで風俗情報を調べるのに熱中してしまいました」と話す。

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