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【金星配給】照ノ富士が“ひとり横綱”なのに休場続きで「平幕に“年額24万円のボーナス”を手にするチャンスが巡ってこない」の指摘

19場所で「金星」を21個配給

 当然ながら、この褒賞金を支払うのは相撲協会である。それゆえ、「金星配給マシーン」と呼ばれるような前半戦の平幕力士との対戦に弱い横綱に対しては、協会が引退勧告をする流れになる。ただ、今のところ照ノ富士に対して協会は厳しい指摘をしていない。休場も多いが、出場した場所は優勝するというパターンも関係しているのだろうか。相撲ジャーナリストはこう言う。

「今年の3月場所では、照ノ富士は3日連続で金星を配給して7日目から途中休場した。年6場所制以降で9人目という不名誉な記録だった。直前の1月場所で照ノ富士は優勝していたが、3月場所の状況を見て内部では引退勧告も議論されたといい、協会としては頭が痛い展開だったようです。

 実際、照ノ富士は金星配給が少ない横綱とは言えない。玉鷲に3場所連続で金星(通算4個)を配給したことがあるし、今年7月場所では14日目の平幕・隆の勝との直接対決に勝てば優勝だったのに、隆の勝に通算3個目の金星を配給。翌日も大関・琴櫻に負けて優勝決定戦となった。休場も含めて横綱在位19場所で、通算21個の金星配給は少ないほうではないでしょう。ただ、有力な横綱候補もいないなか、出場すれば優勝候補の筆頭となるかたちでのひとり横綱。巡業には真面目に出勤しているということもあって、延命している状況がある。

 ただ、金星配給は協会の財務に直接関わってくること。かつては横綱在位8場所で12個の金星を配給した初代・琴櫻のように、協会が金星乱発を問題視して引退勧告をしたとされる事例もあるので、今後の成績次第でどうなるかはわかりません」

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