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【大の里が大関昇進へ】1年ちょっと前の「月給ゼロ」から今年は「月平均800万円超」へ、収入大幅アップの軌跡

三役になると月給は40万円アップ

 十両を2場所で通り過ぎた大の里は、今年1月場所には西前頭15枚目で新入幕を果たす。これにより持ち給金は60円(力士褒賞金の支給額24万円)にジャンプアップ。月給も140万円に増えた。ここから、月給や持ち給金をどんどん増やし、賞金も次々と獲得していった。

・2024年1月場所(西前頭15枚目):11勝4敗、敢闘賞
 新入幕場所では序盤に白星を重ねたことで10日目から役力士と対戦。12日目には横綱戦が組まれ、厚い壁に跳ね返された。ただ、11勝を挙げて敢闘賞を獲得。三賞は賞金200万円を手にできる。7つの勝ち越しで持ち給金は「60円(支給額24万円)→63.5円(同25.4万円)」に上積みされた。

・2024年3月場所(西前頭5枚目):11勝4敗、敢闘賞・技能賞
 1大関を倒して11勝4敗の成績。敢闘賞と技能賞を受賞して400万円を手にした。7つの勝ち越しで褒賞金は3.5円加算されて67円(支給額26.8万円)へ。5月場所は西小結に昇進となり、月給も140万円→180万円へと増えた。

・2024年5月場所(西小結):12勝3敗、幕内優勝、殊勲賞・技能賞
 新小結として臨み、初日に横綱・照ノ富士に勝利。勢いそのままに12勝3敗で幕内最高優勝を果たし、デビュー7場所目は史上最速記録での初優勝となった。優勝賞金は1000万円、殊勲賞と技能賞の受賞で400万円も併せて手にしている。持ち給金は優勝でプラス30円、9つの勝ち越しで4.5円の加算となり101.5円(支給額40万6000円)と大台を突破。

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