スマホで調べながら打てるので損をしない
4号機時代の20年前とスマスロ時代の今とで、世の中も大きく変わっている。なかでも、パチスロの楽しみ方に大きな影響を与えているのが、スマートフォンの普及だ。東京都の会社員・Cさん(40代男性)は、こう話す。
「4号機時代は、基本的にパチスロに関する情報は専門誌で得ていました。ネット上にも情報はありましたが、いまほど充実しておらず、新機種を打つときは、雑誌でその機種のシステムを予習していくんです。ただ細かいシステムを全部覚えられるわけでもなくて、打っていてよくわからないことがあったり、チャンスがあるゲーム数がわからずに、ヤメ時を誤ってしまうこともありました。
でも今は雑誌よりもネットのほうが機種の内部システムに関する情報は多くて、スマホでそれを調べながら打つことができる。ネットを調べれば『○○ゲームまではチャンスなのでヤメてはいけない』というような情報をすぐに知ることができるのは便利です。しっかり予習していかなくても、損をしない打ち方ができるというのはメリットです。4号機の時代も楽しかったけど、いまのほうが安心して打てる気がします」
4号機とはまったく異なるスマスロだが、そこに新たな楽しみ方を見出す“4号機世代”も少なくない。パチスロの黄金時代が再到来する日もそう遠くはないのかもしれない。(了)