すでにスーパーの店頭店内は“春”のイメージに様変わりしているが、気候的にはまだまだ寒いこの季節。お安い値段で鍋やおでんを楽しめば、懐も体も温まる。同様に、2月後半から一気に安くなるのがチョコレート。
「バレンタインデーを過ぎると需要がガクッと落ちるため、バレンタイン用チョコだけでなく、他のチョコレートも一緒に値下げするスーパーが多いんです」(今野さん)
季節の変わり目になると力を入れる商品とは
さらにスーパーには、季節の変わり目になると力を入れる商品がある。
「中華合わせ調味料やパスタソース、丼もの、カレーが、スーパーの“4種の神器”。日常の夕食の献立で頻度が高いのがこの4つなので、季節の変わり目には必ずメニューの提案をしてきます。給料日の1週間前は主婦の懐が寂しいので、例えば“まぐろ丼フェア”などを行い、まぐろのお刺身など関連するものを値下げします。なかには79円、88円、98円といった均一セールで売り出される商品もあるんですよ」(今野さん)
どうせ買うなら、そのタイミングを逃さずに。
また、最近増えているのが「パン全品1割引」といった「カテゴリー特売」だという。
「3月は引っ越しや子供の進学などで、新しくその地域に住み始める家族が増えるなど人が動く時期。店側は全品を一律に安くすることで、そのカテゴリーのなかで“お客さんが欲しい商品はどれか”を調査して最新の傾向を知ろうとするんです。パンやチーズ、牛乳、豆腐、こんにゃく、納豆などでよくやります」(今野さん)