一方、渋谷エリアのネットカフェD店の場合、平日の個室料金は30分380円で延長10分150円。1時間利用すれば830円となる。また、別の渋谷のネットカフェE店では、個室の利用料金は1時間で980円となっている。
さらに大手カラオケチェーン店では、一部の店舗でカラオケ機能をなくした“仕事用のプラン”を提供している。たとえば「ビッグエコー」のテレワークプランは1時間500円、「カラオケ館」のテレワークプランは1時間550円、「パセラ」の“おしごとパセラ”では1時間600円(いずれも平日)。通常のひとりカラオケ利用よりもかなり安い料金設定が特徴で、いずれもWi-Fi、コンセント完備なうえ、たとえば「パセラ」はディスプレイやライト、文房具などといったビジネス用具の貸出サービスを行ない、仕事のしやすさをアピールする。
「息抜きで何曲か歌いたい時は普通のカラオケ利用として入店しますが、明らかに1時間以上はみっちり仕事をしそうだなというときは、テレワークプランにすることもあります。ビッグエコーやカラオケ館ではフリードリンクがついてくるし、パセラは1時間につきアルコールも含め1杯無料。個室を独り占めしつつドリンクサービスもあるというのは、かなりのお得感です」(Mさん)
カラオケボックスのテレワーク利用なら、カフェでドリンク1杯を頼む程度の料金で1時間個室を独り占めできる計算になり、確かにお得。快適でなおかつリーズナブルな仕事場となるカラオケボックス。カフェに仕事をしにいったらいっぱいだった……という経験がある人は、カラオケボックスに目を向けてみるのもいいかもしれない。(了)