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理想と現実は違った? ホテルテレワーク体験者たちの思わぬ誤算

ホテルに滞在してテレワークをする人も少なくないという(イメージ)

ホテルに滞在してテレワークをする人も少なくないという(イメージ)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、一気に普及した「テレワーク」という働き方。オフィスだけでなく自宅やカフェなど、場所を選ばず働けるようになったメリットは大きいだろう。特に今は「Go Toトラベル」キャンペーンが実施中ということもあり、「ホテル」でのテレワークも有力な選択肢の一つとなっているようだ。

 Go To以外にも各ホテルは「テレワーク応援プラン」などのキャンペーンを実施し、快適さやお得さを打ち出している。自宅とは違う、きれいに清掃された空間での仕事に、胸の高鳴りを感じる人もいるだろうが、理想と現実はちょっと異なるようだ。

 30代の男性会社員・Aさんはテレワーク勤務になってから半年、自宅での仕事に限界を感じていた。カフェやカラオケボックスなどでの仕事を試していたが、3時間以上いるのは辛い。環境変化を求めていた矢先に、思いついたのがホテルでのテレワークだった。

「やっぱり自宅だと集中できない。最初、カフェは解放感があったしカラオケボックスも新鮮でしたが、3時間以上いるのは厳しいし、どうしても飽きてしまう。でも、ホテルでなら仕事に集中できるかなと思い、1週間ほどホテルに泊まることにしたんです」(Aさん)

 こうして期待に胸を躍らせて始まったホテル生活だが、「ホテル選びは慎重にした方がよかった」と振り返る。

「Go Toトラベルで価格は安くなっているにもかかわらず、作業スペースを重視しなかったことが大きな失敗でした。古めのホテルに泊まり、価格的には1泊1000円台で満足でしたが、狭すぎて息が詰まりました。当たり前ですが、元来ホテルは寝泊まりするところ。古いこともあって、デスクが小さいなど仕事をするための環境が整っているとは言い難かったです」(Aさん)

 Aさん曰く、元の値段が1泊5000円以上のビジネスホテルを選び、快適さを重視した方が満足度は高いとのことだ。

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