働き方が多様化し、テレワーク、あるいはノマドワークという形で、オフィス以外の場所で仕事をする人も多い。また、社内の会議でも外出先からリモートで参加する機会が増え、家やオフィス以外で仕事ができる場所を確保する必要に迫られるビジネスパーソンが増えるなか、カラオケボックスを仕事場として活用する人もいる。その使い勝手はどのようなものか。リアルな声を集めた。
フリーランスでWeb関係の仕事をするMさん(30代女性)は、外出中の空き時間を使って仕事をすることも多い。
「打ち合わせなどで外出している合間にオンライン会議が入ることがあって、そういう時には喫茶店に行くわけにはいかないので、カラオケボックスを活用します。ネットカフェだと、必ずしも個室が空いているとは限らないし、隣と間仕切りしてあるだけの席では声は出せません。その点カラオケボックスであれば絶対に個室で、防音面も安心。
そもそも都内の繁華街では、ネットカフェよりもカラオケボックスのほうが数が多くて、日中は空いていますしね」(Mさん、以下同)
通常のひとりカラオケ利用よりも安い仕事用プラン
気になるのはその料金だ。
たとえば、都内渋谷エリアの某大手カラオケチェーンA店であれば、平日の8時から18時の料金は、ひとりカラオケ30分の利用で料金は290円(会員料金)で1ドリンク制だ。ドリンクが1杯500円ほどだとすれば、1200円程度で1時間過ごすことができる。
同エリアのカラオケチェーンB店の場合、平日11時から18時のひとりカラオケ30分の料金は180円(一般、会員共通)でワンドリンク制。ドリンク1杯を500円とすれば、1時間の料金は1000円に満たない。