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若者男性を悩ます「披露宴でのスーツ」問題 「ほとんど着ないものをわざわざ買うのは…」「一着持っていたけどカビちゃって」「かといってレンタルも高いし」

きちんとしたスーツが一着あれば、悩むことは少ないけれど(写真:イメージマート)

きちんとしたスーツが一着あれば、悩むことは少ないけれど(写真:イメージマート)

久しぶりに着ようとしたらカビ、サイズが…

 都内の自営業・Kさん(30代男性)は映像関係の仕事をしており、スーツを着る機会は基本的に披露宴か葬式しかない。冠婚葬祭用のスーツを持っていたが、最近捨てる羽目になったという。

「僕は就活もしなかったのでスーツを着ることが全くなかったのですが、10年近く前、祖母が亡くなった時に親から『今後着る機会が増えるから、一着持っておけ』と言われて、黒いシンプルなスーツを買いました。その後5年以上着る機会がなく、今年久しぶりに披露宴に出席することになったので引っ張り出すと、うっすらカビが……。

 なんとか見た目のカビは取り除くことができたのですが、サイズも微妙にキツくなっていて、そんな状態のものを、サイズが合わないまま着るのはかなりのストレス。結局その式が終わって捨てました」

 Kさんは、「今後こういうことがあった時にはレンタルでいいと思っています」と言うが、悩ましさもある。

「レンタルを調べると、男性用のスーツは一日7000円から1万数千円ぐらいするんですね。3回借りたら2万~3万円してしまう。ユニクロあたりの上下セットアップが2万円と考えると、数回着るなら買ってもいいと思えるのですが、その数回が数年おきかと思うと手を出しづらい」(Kさん)

 普段は着なくなっても、正装であることに変わりはないのが「スーツ」。一着用意しておけばと考える人は多いが、その一着がその時にハマってくれるかは案外難しいのが現実のようだ。(了)

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