他にも、入院時に個室しか空いておらず差額ベッド代を支払う場合なども対象になる(自分の都合で個室に入院した場合は対象外)。このように、意外なほど多くの場面で医療費控除が適用されるチャンスがあるし、保険適用だけでなく自由診療も一部が対象になる。
控除を受けるための確定申告手続きも昔に比べて格段に楽になった。
「確定申告は面倒なイメージが強いですが、マイナンバーカードとスマホがあれば、国税庁が運営するサイト『e-Tax』で簡単に終わります(図解参照)。必要な数値を入力するだけで自動的に控除額が計算されるうえ、領収書の提出も不要。税金の還付申請なら確定申告期間(2月16日~3月15日)に行なう必要もなく、5年前まで遡って請求できます」(山本氏)
別掲の図解の手順を参考に、払いすぎた税金を取り戻してほしい。
※週刊ポスト2024年11月8・15日号