フジテレビ入社1年目の上垣皓太郎アナウンサー(23)を“イジる”動画をきっかけに巻き起こった“容姿イジり”議論。落ち着いた雰囲気が特徴の上垣アナは、“新人なのにベテラン感がただよう”として注目されているアナウンサーだ。これからの活躍が期待されるなか、先輩アナたちがそのルックスを「(Tシャツの)ポップなデザインが似合わない」「西暦2001年(生まれ)? 信じられない」などと“イジる”動画に、「いじめとも受け取れるのではないか」などと批判が殺到した。
なかには「本人がいいなら良いのでは」「むしろキャラ付けとしてオイシイのでは」という意見もあるものの、“イジり”の受け取り方は千差万別だ。上垣アナは俳句や昭和歌謡好きなど、渋い趣味を売りにしてはいるが――実際に“フケ顔イジり”をされたことがある人に、その時の心の内を聞いてみた。
イジりが辛くて高校は「リセット」
切れ長の目が印象的なAさん(20代/女性)は思春期に受けた“イジリ”を「当時はとても嫌でした」と振り返る。
「私はいわゆる“可愛い系”とは対極の顔立ちで、昔から大人びてみられることが多かったです。小・中学生はホント残酷で、身体の成長が早いだけでハブられることもありました。クラスメイトより胸が大きくなるのも早かったし、ニキビにも悩まされました。そのため“かわいそうな大人の女性“といった意味で、当時放送されていたドラマ『嫌われ松子の一生』の主人公・松子からとった”マツコ“というアダ名で呼ばれ、何かとからかわれていました」
「マツコ」と呼ぶのをやめてほしいと訴えても、聞いてもらえなかったというAさんは、「薄ら笑いをしながら小中時代を耐えた」という。
「環境を変えないことには、イジられる状況も変わらないと思い、高校は電車とバスを乗り継いで片道1時間の学校に通いました。人間関係をリセットしてからは楽しい青春を送れてよかったです。時期もあるのでしょうけど、高校に行ってからはむしろ“大人びている”ことを評価してくれる友人もできました。放課後は毎日友人たちと遊び、彼氏もできました」(Aさん)