年相応に見られないことを武器に
“容姿イジリ”を “愛あるイジリ”と捉える人もいる。Bさん(20代/男性)は、「結局、誰にどのように言われるかが重要だと思います」と話す。
「僕はいわゆる“フケ顔”で、実年齢より上に見られがちです。大学生の時、アイドルの握手会で『あだ名をつけてください!』とお願いすると、すかさず『先生!』と言われたこともあります。でも嫌な気持ちではなく、推しに言われたことも含めて、十八番のネタにしています」(Bさん)
「僕は年相応に見られないことを武器にできるタイプだった」とBさんは言う。
「10代の頃から大人びたファッションがしやすくて、私服ではフォーマルな襟付きシャツをよく着ていました。それこそ“学校の先生”のようなファッションです(笑)。また、19歳の時にアニメの聖地である老舗喫茶店を友人と訪れた際、『お前、(喫茶店が)似合うな!』と言われたのが嬉しくて、一時期“レトロが似合う男”として自分をブランディングしていたこともあります」(Bさん)
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