住まい・不動産
老後の「自宅リフォーム」NG集

【老後生活のための階段リフォーム】「転倒防止のカーペットは薄手が望ましい」「照明は足元に」…失敗しないためのポイントを紹介

階段の照明で影ができると転倒リスクが上がる

階段の照明で影ができると転倒リスクが上がる

転倒事故の予防につながるリフォーム例

 また、階段にカーペットを張ると滑りにくくなり、転倒事故の予防になるという。

「その際は厚手のカーペットだと足が引っかかりやすいので避けましょう。薄手で衝撃吸収性能の高いカーペットを選ぶのが望ましい。

 正方形のタイル型カーペットを何枚も貼っていくよりも継ぎ目のないロールカーペットを専門業者に敷いてもらう方が安全性は高まります」(白子氏)

 階段を明るく照らすために照明を付けることも転倒防止に効果的と考えがちだが、注意点がある。一級建築士でリフォーム事情に精通する尾間紫氏が言う。

「階段の天井に光量の強い照明を設置すると、自分の体が影になり、むしろ足元が見えにくくなって転倒リスクが高まります。照明は場所が大切で、天井ではなく足元に設置しましょう」

 白内障など目の手術後は照明を眩しく感じ、階段が見えにくくなることもある。

「照明は明るければいいというわけではない。基本的に、ホームセンターで売っている小型の照明で十分です」(尾間氏)

※週刊ポスト2024年11月22日号

一級建築士でリフォーム事情に精通する尾間紫氏(本人提供)

一級建築士でリフォーム事情に精通する尾間紫氏(本人提供)

リフォームとリノベーションを専門とするケアフル株式会社代表の白子靖将氏(本人提供)

リフォームとリノベーションを専門とするケアフル株式会社代表の白子靖将氏(本人提供)

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