帝国データバンクが10月31日に公表したレポート「定期調査『食品主要195社』価格改定動向調査」は、来年も値上げラッシュが続くと予想。2025年に値上げされる商品は1000を超える見込みだ。
ファイナンシャルプランナーで節約アドバイザーの丸山晴美氏が語る。
「原材料費の値上げと加工時のエネルギー価格の高騰、さらに包装資材費や物流費、人件費のコスト増など様々な要因で値上げラッシュが起きています。今後も食料品は価格が上がるか、内容量を減らす“ステルス値上げ”がしばらく続くでしょう」
値上げされる商品のなかで家計にダメージを与えそうなのは「主食」だ。
「薄力粉系を中心とした小麦の値上げの影響により、来年1月には食パンや菓子パン、洋菓子などが値上げします。また今年の夏は米が値上がりし、その後、新米が出回っても価格が落ち着いていません」(丸山氏、以下同)
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