カフェワークや勉強、商談など、コーヒーを味わいたい人たち以外にも、さまざまな用途で利用されているカフェ。老若男女が集う憩いの場所だが、客のなかには周囲に不快な思いをさせる迷惑客も少なくない。日々カフェを利用する人たちは、どのような「迷惑客」に遭遇しているのだろうか──。
コーヒーの香りを楽しみたいのに台無し
都内のコーヒーチェーンに毎日足を運ぶという自営業の男性・Aさん(34歳)。IT系のベンチャー企業を友人と立ち上げたAさんは、近所のカフェで作業をすることが日課になっている。
「僕がよく利用しているコーヒーチェーンは、価格帯は高い方ですが、Wi-Fiが使えることと、店内が静かで作業環境に適していること、なによりコーヒーが美味しいので通っています。ただ、なかには迷惑客もいるんです。
たとえば、コーヒーの香りを楽しみたいのに、タバコの臭いや頭皮の臭いがきつい人がいます。とくに冬場は汗をかきづらいからか『風呂キャンセル界隈』のような人もいて、リラックスタイムが台無しになります。他の客のことも考えて、臭いを含めた身だしなみを整えてからカフェを利用してほしいですね」(Aさん)
次のページ:ソファー席で靴を脱いであぐら