2021年のブランド立ち上げ以降、ラインソックスなどの大ヒット商品を連発しているファミリーマートの「コンビニエンスウェア」シリーズ。ファッションデザイナー・落合宏理氏と同社の共同開発のもと、「いい素材、いい技術、いいデザイン。」のコンセプトを掲げて展開中のファミマオリジナルのアパレルブランドだ。
現在ではラインソックスのほか、Tシャツやトレーナー、パーカーといったアウター類のほか、ボクサーパンツやキャミソールなどのインナー類、ハンドタオル、折り畳み傘、軽量のエコリュックサックなど、幅広い商品展開となっている。また秋冬商品として発売されている発熱用・保温ボディウェアの「REHEAT」シリーズも好評だ。
これまで“緊急需要”だったコンビニの衣料品を“稼げる分野”に大きく改革したわけだが、ユニクロやGU、ZARAといったファストファッションブランドがあるなかで、なぜファミマのアパレルは支持されているのか。愛用者たちの声からその魅力を探った。
性別問わず着用できるトレンド感あるデザイン
都内のIT系コンサル企業で勤務する男性・Aさん(33歳)は、夫婦でファミマのアイテムを愛用している。とくにお気に入りのアイテムはスウェットだという。
「ファミマのアパレルはほとんど試してみましたが、今一番愛用しているのは、スウェットですね。僕がLサイズ、妻がMサイズを着用して夫婦でお揃いにしています。なんといっても魅力は2990円というお手頃価格と、トレンド感です。生地感が良いのに分厚くなく、非常に軽くて重ね着にも適している。これまで何度か洗濯をしていますが、シワになりにくく、伸びたりしていません。
ユニクロや無印などのスウェットに比べると、アームの部分にふわっとした余裕があり、フォルムも非常に洗練されていると思います。はじめはブラックを購入したのですが、妻と気に入ってしまってグレーも購入しました。ユニセックスなアイテムなので、性別を問わずに着用できるし、カップルでお揃いもしやすいです。シンプルゆえに、ほかのブランドの服ともあわせやすい点も推しポイントです」(Aさん)