老若男女に愛されるカレーライス。スパイスカレー、スープカレー、キーマカレーなど、その種類は多種多様だが、一方で「シンプルなカレーライスが一番好きだ」という人も少なくない。そういったニーズ応えて登場した商品が、ファミリーマートの『30種類以上のスパイス使用こだわりカレー』だ。コンビニグルメに詳しいライターの小浦大生氏が説明する。
「ファミリーマートでは、期間限定品を含めていろいろなカレーが発売されていますが、そのなかでもっともシンプルなのが『30種類以上のスパイス使用こだわりカレー』。2008年くらいから販売されている商品で、リニューアルをした結果、現在のスパイスが効いたスタイルとなっています。ライスは白飯で、具も最小限ですが、値段は税込み298円という安さです」
その実力を探るべく、マネーポストWEBの庶民派グルメ担当記者Aが、ファミリーマートの『30種類以上のスパイス使用こだわりカレー』を実食した。
「飲めるほど」超シンプルなカレーライス
「見た目は超シンプルで、野菜などの具もほとんどない。とにかく“超シンプルなカレーライス”です。“30種類以上のスパイス使用”と銘打っているだけあって、しっかりとスパイシーさを楽しめますが、“辛口”というほどではなく、“中辛”くらいでしょうか。
ルーはちょっととろみがあるタイプで、ご飯とよく絡み合うので、一気に食べられる。まさに“飲める”といっていいほどで、あっという間に食べ終わりました。こんなオーソドックスなカレーライスを食べたのは、大学時代の学食以来かもしれません。そういう意味では、懐かしい味ですし、300円で買えるというのもまさに学食レベル。ありがたい存在です」(記者A)
このファミリーマートの『30種類以上のスパイス使用こだわりカレー』の重量を実測したところ360gで、カロリーは581kcalだった。
「581kcalというのはコンビニ弁当としては少なめですし、ボリュームも控えめ。単品では物足りないと思う人もいるかもしれませんが、カレーライスだけあって腹持ちはいいです。また、チェーン店などでも300円以下で食べられるカレーライスはあまりないことを考えると、安さそのものが大きな魅力になっているのは間違いないと思います」(小浦氏)