言わなくてもいいことをしゃべりすぎた謝罪会見
でね、私が言いたいのはここからなの。
世間では「すぐに不倫を認めて謝罪会見を開いたのがよかった」と好意的にとらえる意見が多いけど、いやいや、違うんだって。この人、言わなくてもいいことをしゃべりすぎているのよ。
「妻に叱られました」「妻には謝っても謝りきれない。許してもらえないかもしれないが、一生謝ります」「彼女(不倫相手)と会うことは妻には報告していた」「妻には(彼女とのことを)全部、話しました」と言うけど、それを聞いて「なんだとぉ!」と怒るもう一方の女がいることになぜ気づかない?
あのね、泥棒猫には泥棒猫の言い分もあるし、意地もあるの。元グラドルの小泉みゆきさんが、39才という年齢であの“ボンキュッボン”を保っている努力とミニスカ姿をさらす心意気には敬意を表するしかないし、彼女の生き方に誰も文句は言えないわよ。
問題は、その彼女と政局のキーマンになるかもしれない玉木さんが、マスコミに嗅ぎつけられるまで密かに手を切れなかったこと。不倫にいいも悪いもない。人の恋愛感情は婚姻届を出したからって消滅するものじゃないもの。でも、それを続けたいなら秘密厳守。言うな・騒ぐな・見つかるな、よ。これを立場のあるかたが自分に課すだけじゃない。相手にも守ってもらわなくちゃ困る。
“あっちではこう言い、こっちではああ言う”って、実は高度な“政治的”行為で、国際外交なら頭脳明晰な官僚たちがしていることだ。それを誰にも相談できずに対応するだけでも大変だし、ホテル代、交通費、食事代などの恋愛費用はどうする。そんなこすっからい能力が玉木さんにあったかどうか。