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土俵に埋まるカネ

《持ち給金「31円差」の意味》豊昇龍が足を滑らせて逃した“あまりにも大きい1勝” 優勝賞金1000万円、懸賞金144万円だけじゃない!「力士褒賞金」でも琴櫻と大差が

琴櫻の持ち給金は36.5円アップ、豊昇龍は5.5円のみ

 以上のものは優勝による「一時金」の扱いだが、力士を続けていくキャリアを通じての違いとなるのが「持ち給金」の差だ。琴櫻には持ち給金で幕内最高優勝の30円と、星13の勝ち越し分となる6.5円を合わせて36.5円の持ち給金が上乗せされる。

 持ち給金とは本場所ごとに関取以上に支払われる手当の「力士褒賞金」を算出するための基準額。デビュー時の持ち給金はどの力士も3円で、1つの勝ち越しによって0.5円が加算されるなど増えていき、十両になれば一気に40円にジャンプアップ。持ち給金を4000倍した額が本場所ごとに支給されるかたちとなる。

 つまり琴櫻は14勝1敗で幕内最高優勝をしたことで、持ち給金がプラス36.5円となり、これを4000倍した14万6000円が次の場所から支給される。持ち給金は加算制のため減ることはなく、1年(6場所)で87万6000円が引退するまで支払われる。優勝を逃した豊昇龍は13勝2敗となったことで、持ち給金は5.5円(星11の勝ち越し分)加算されるだけ。

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