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《今季は1イニングあたり5200万円》楽天を電撃退団の田中将大、活躍に見合った年俸はいくら?「年俸2億円なら先発として80イニング以上」が目安となる理由

今季は投手全体でワースト4位、先発ではワースト1位

 プロ野球を各種データから分析した『データ・ボール』などの著書があるライター・広尾晃氏協力のもと、本誌・週刊ポストは今季一軍で登板した投手348人のデータを解析。各選手の年俸と成績をもとに、年俸に見合った活躍をできているか否か、その“コストパフォーマンス”を算出した。投手については「登板1イニングあたりの年俸」を計算してランキング化している。

 年俸2億6000万円の田中は投手部門でワースト4位に。唯一の一軍登板だったオリックス戦は5イニングを投げて6安打1三振2四球4失点での敗戦投手となっており、「登板1イニングあたり5200万円」という数字になっていた。広尾氏が言う。

「登板1イニングあたりのコストを計算する形式では、投球イニングが多くなる先発投手のコスパがよくなる傾向が生じ、ワースト10には軒並み救援投手がランクインします。ただし、今季は唯一、先発投手として田中がワースト4位に入りました。これは異例のことです」

 全登板数の50%以上を先発で投げた12球団の投手に限って見ていくと、ワースト1位が田中になる。先発のワースト2位は鍵谷陽平(日本ハム・年俸1000万円、1イニングあたり1500.2万円=投手全体でワースト12位)、先発ワースト3位の仲地礼亜(中日・年俸1500万円、同1500.0万円=同13位)と続き、田中のコスパの悪さは際立ってしまっている。

次のページ:年俸2億円出すなら、「80イニング以上は投げてもらわないと」
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