注意すべき「給料のもらい方」
ただし、北村氏は「給料のもらい方」に注意する必要があるという。
「企業によっては雇用延長後もそれなりの給料で働く人には現役時代とは報酬体系を変え、月給を低く抑えてボーナスでまとめて払うというケースが増えています。そうすれば社員の保険料が低くなり、会社の負担分も減るからです。
社員にすれば、給料から天引きされる社会保険料が減って得するように見えますが、それだと在職定時改定で年金があまり増えない。病気やケガなど、もしもの時の傷病手当金の金額も月給で決まるから安くなる。給料の支払い調整はお勧めできません」
※週刊ポスト2024年12月20日号