再雇用後もiDeCoで毎月2万円を積み立てたらどうなるか
「年金博士」こと社会保険労務士の北村庄吾氏が語る。
「年金+給料が少ない人にはiDeCoの活用がお勧めです。60歳から月2万円の掛け金を拠出すると、毎年、所得税・住民税が最低でも3.6万円ほど安くなる。5年続けると節税分が18万円、それに運用益も見込める。65歳以降もiDeCoに加入・運用できるようになれば、働きながら年金を受給し、収入の一部をiDeCoで運用することも可能になる」
60歳で再雇用後の月給30万円の人が、iDeCoに毎月2万円の掛け金を積み立てたケース(年利5%で運用した場合)と、何もしなかった場合の70歳時点の老後資金を比較した。
iDeCoなしは公的年金のみになるが、活用すれば節税効果や運用で106.5万円も資金を増やせる可能性がある。
制度が大きく変わるタイミングだからこそ、新しい“得するチャンス”を見逃してはならない。
※週刊ポスト2024年12月20日号