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《もう食べ終わっているのに…》空いた皿やグラスを「下げさせてくれない」客への飲食店員の悩み “まだ居座りたい”意思表示なのか、客側の言い分は

スマホを見続けようと「空いた皿、下げなくていいから」

 グラスだけでなく「皿」を下げさせない客もいる。洋風居酒屋に勤務する30代男性・Bさんは、「中間バッシングは基本中の基本なので、拒否されるのは困惑します」と語る。

「食事中に空いた皿やグラスを下げる『中間バッシング』(中間下げ)は新人の頃、よく叩き込まれました。料理や飲み物を置くスペースを確保し、お客様のテーブルはなるだけ綺麗な状態にしておくようにする。追加のドリンクや注文を伺う役割もあります。

 もちろん、食べ終わった直後に皿を下げると、お客様から『帰りを急かされている』と思われかねないので、タイミングは気をつけます」

 そうした店員の配慮とは裏腹に、客から「空き皿は下げないでくれ」と言われることがままあるという。どういう時か。

「夜ふらっと来た男性のお客様で、アルコール1杯とパスタを頼まれました。パスタは早々に食べ終わっていたので、皿を下げようとすると、『下げなくていいから』と。しばらくしてドリンクもグラスが空だったので、追加を聞きに伺いましたが、追加注文はなし。皿やグラスについては『そのままにしておいて』と念押しされました。

 なぜ下げさせてくれないのか不思議だったのですが、その男性はずっとスマホで何かを見ていたので、それをもう少し見ているためにはお皿を下げられないほうが店にいやすいと思っているのかな、と理解しました」(Bさん)

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