高林さんは土の中で育つ野菜を食べるといいと話す。
「大根やごぼう、じゃがいもなど、地中で育つ食べ物は体を温めます」
食後のだんらんでは、家族に「愛している」と愛の言葉を伝え合って。
「日本人は愛の言葉をあまり口にしない国民性なので、“愛している”と言うと、恥ずかしさから体がほてり、温まります。人前で恥ずかしいことをしたときに、顔が赤くなるのと同じメカニズムです」(高林さん)
お風呂はガス代を気にしすぎず、しっかり温まる。
「湯船に肩までつかって筋肉をゆるめると血流がよくなり、温まりやすい体になる。冬は41℃で10~15分ほどつかるのが目安。うっすら汗をかいてきたら温まった証拠です」(石原さん)
入浴前にスクワットや浴槽で忍者ぷるぷる体操をすると、早く体が温まる。少しでもガス代を節約したいという人は週に1~2回、半身浴をすればいいとフジイさんはアドバイスする。
「節水シャワーヘッドも併用するといいでしょう。湯量が約3分の2になるので節約になります」
寝るときは昼間と同様、頭寒足熱を意識しつつ、腹巻きをしてお腹を温めたい。
「忍者ぷるぷる体操は、布団の中でもできます。カイロや湯たんぽで肝臓周辺を温めるのもいい。肝臓は体でもっとも高温な臓器なので、温めると血流がよくなり、全身がポカポカになります」(高林さん)
工夫次第で、電気を使わずに温かく過ごすことはいくらでもできる。寒い冬を賢く、楽しく乗り切ろう。
※女性セブン2025年1月1日号