ソフトバンク・オスナは年俸10億円に見合う活躍できず
本誌・週刊ポストでは、『データ・ボール』などの著書があるライターの広尾晃氏の協力のもと、今季一軍登板した投手348人の年俸と成績を検証。「登板1イニングあたりいくらかかったか」をランキング化している。
ワースト1位は今年引退した中日の田島慎二(34)で、1イニングあたり1億501万円。これは引退試合で打者1人に対して投げただけだったため、数字が押し上げられた格好だ。これを10イニング以上登板した投手で見ると、オスナが他を引き離してのワースト1位で「1イニングあたり2608万円」という数字だった(全体のワースト6位)。広尾氏が言う。
「オスナは2年連続防御率0点台を記録したソフトバンクの絶対的守護神。昨年オフに退団の噂が出ましたが、4年総額40億円の大型契約で残留しました。ただ、今季は0勝3敗24セーブ、防御率3.76という成績に終わっている。ストッパーとして38イニング(39試合)の登板にとどまり、10億円の年俸に見合う活躍はできなかった」
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