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年末年始の「ずるい相続」

【帰省前に必読】通帳、骨董品、家族写真…将来の相続に備えて実家の大掃除で見つけておきたいモノ 高価な品があればすぐに家族で情報共有するのが鉄則

高価な品を見つけたら

 家に眠る骨董品や貴金属、高級腕時計などの価値の高そうな物が出てきたら、1か所に集めておこう。

「勝手に持ち出す人がいますが、論外です。後でバレると揉めるうえ、“信用できない”と遺産分割で不利になりかねない。

 高価な物を見つけたら、家族につまびらかにするのが鉄則。相続を有利に進めていくためには、他の親族を出し抜くようなことはしないほうがいいでしょう。眠っている貴重品は率先して見つけて開示する。親、きょうだいから信用も得られます」(天満氏)

 高齢者の多くがスマホを持つ時代だけに、デジタル資産の確認も忘れずに行ないたい。前出のFP・馬渡氏が言う。

「ネット銀行やネット証券、PayPayなどの電子マネーは死後に見過ごすことが多いので、大掃除の段階でIDとパスワードをまとめてメモしておきましょう」

 大掃除で親の交友関係も見えてくる。

「年賀状を確認すれば親が付き合いのある友人、知人がわかります。これが葬儀の案内状送付リストを作る際に役に立つ」(馬渡氏)

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