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家計

「あの人、また買ってる…」スーパーの特売でズルをする客が増加 セルフレジをいいことに「お1人様○点限り」を突破、「チェックするには限界もある」と店員は嘆き

特売ではないが、2024年の夏は米不足により精米に個数制限をかける店も多かった

特売ではないが、2024年の夏は米不足により精米に個数制限をかける店も多かった

買い物カゴの中にたくさんの「1点限り」牛乳

 会計時に店員にチェックされないのをいいことに、買い物カゴの中に、1点限りの商品をバレないようにたくさん入れる人もいるようだ。メーカー勤務の30女性・Bさんが、自身の目撃談を振り返る。

「牛乳が1本限りの特売の日でした。そのスーパーは、最近全部セルフレジになっていて、レジは6つ。列は一列で並ぶ方式です。

 私が並んでいると、会計をしていた高齢の男性が、牛乳を3本ぐらいレジに通していたんです。あれっと思ってみていると、レジの買い物カゴには未精算の商品の上に一枚エコバッグがかけられていて、その下から牛乳を取り出し、レジを通すと、順番に別のエコバッグへ。おいおいと思いました」

 エコバッグを使って、未精算の商品に“フタ”をしていたため、買い物カゴに何本も牛乳が入っていても、店員に見つかることはなかったようだ。「そのセルフレジでは“1人1点限りの商品を、1人の客が何個買ったか”までを判別して警告を出すような仕組みはないようです。そうなると、店員にさえ見つからなければお得商品を何個でも買えちゃいますよね。ズルはしてるけど、お金は払ってるんだから、万引きとまでは言えないし……」とBさんは話す。

「家に人数分の家族がいるんだよ!」と逆ギレ

 IT企業勤務の40代男性・Cさんは、「逆ギレしている人を見たことがある」と言う。

「お1人様1個限りの商品をいくつもカゴに入れて、セルフレジで会計していた男性が、店員に注意されているのを見たことがあります。声が大きいので聞こえてきたのですが、『“お1人様1個限り”の注意書きが見えなかった、わかりやすく書かなかったのは店の責任ではないか』とごねた挙げ句、『家に人数分の家族がいるんだよ!』と逆ギレしていました。このことが影響したのかどうかはわかりませんが、その店では最近、お1人様1点限りから『1家族様1点まで』と厳しくなりました」

次のページ:セルフレジの見回りは注意喚起がメインに

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