安くて早いのが牛丼。手軽に食べられて満足感も高いということで、多くの男性に愛されているが、コストパフォーマンスという点ではどうなのだろうか。フードジャーナリストのはんつ遠藤さんはこう話す。
「肉の中で最も原価が高いのは、牛肉です。牛丼チェーン店の場合、それを並盛300~400円で提供しているのですから、『牛丼を食べる』という選択がすでにコスパのいいチョイスになっています」
なぜここまで安くできるのか。そのからくりは、海外産牛肉を使用しているからだという。そのほか、居心地は重視されず、テーブルの間隔を狭くすることで、回転率をあげて薄利多売にするなど、原材料費以外でコストを抑える工夫をしている。
「コスパのいいメニューは、牛丼並盛です」(遠藤さん)。大盛はご飯が大盛になるが、牛肉の量が大きく増えるわけではないという。
ちなみに、3大牛丼チェーンには以下のような特徴がある。