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投資
おけいどん式投資メソッド

億り人投資家が解説する「長期・分散・積立」投資が資産形成に威力を発揮する理由 「暴落ですら味方にできる」「感情に左右されない」

価格が安いときは多くの口数を買い、価格が高いときは少ない口数を買う

価格が安いときは多くの口数を買い、価格が高いときは少ない口数を買う

●価格が下がっても「得している」不思議

 投資信託の価格がいくらであれ、あなたは毎月1日に1万円ずつ積立投資していました。ドル・コスト平均法の考え方にもとづき、価格が安いときは多くの口数を買い、価格が高いときは少ない口数を買っています(別掲表参照)。

 2025年4月1日は価格が高いので、100口だけ(100円×100口=1万円)買っています。価格がもっとも安いときには250口(40円×250口=1万円)買っています。

 2026年3月1日までに投資した金額は12万円(1万円×12カ月)です。しかし、評価額は17万2000円(80円×2150口)になっています。実に、評価額は投資額の約1.43倍、つまり5万2000円もの含み益があるじゃないですか!

 これが、ドル・コスト平均法のマジックです。

 ドル・コスト平均法を使えば、価格が下がれば多く買えるので嬉しい、価格が上がれば評価額が増えるので嬉しい、どちらでも喜べるのです。

 もちろん、いくらドル・コスト平均法を取り入れたとはいえ、万年右肩下がりの投資信託をつかんでしまえば、さすがに損します。

※桶井道・著『普通の人のための投資: いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』を元に一部抜粋して再構成

【プロフィール】
桶井道(おけい・どん):個人投資家(投資歴26年)・物書き。2020年に47歳で資産1億円+配当(年間手取り・以下同)120万円とともに退職して自由になる。それから4年で資産1.8億円+配当240万円まで伸ばす。世界の高配当株、増配株、ETF、投資信託など100銘柄以上を保有する。いずれも、時間も労力もなるべく使わない「ゆとりある投資」を実践。最新刊は『普通の人のための投資: いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』(東洋経済新報社)。

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