事件をきっかけに、ほかにも貸金庫をめぐるトラブルが(時事通信フォト)
元行員が三菱UFJ銀行の貸金庫から顧客の金品を盗んでいた──昨年11月に発覚した前代未聞の窃盗事件。被害者は約70人、被害総額は約14億円に及んでいる。事件をきっかけに注目を集める「貸金庫」をめぐっては、今後もトラブルが続出する事態が懸念されている。【前後編の後編】
■前編記事:三菱UFJ銀行貸金庫「窃盗事件」で懸念されるトラブル続発の事態 貸金庫では取引の客観的な記録がなく、銀行側は紛失したことだけを訴えられても調査できない現実