日経ジャスダック平均株価が高値を更新するなど、新興市場が活況を呈しているが、そうしたなかで株価上昇期待の高い小型株は何か。カブ知恵代表・藤井英敏氏が今後の株価10倍(テンバガー)も期待できる爆騰小型株トップ3を紹介する。
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まず注目度1位が、リネットジャパングループ(マザーズ・3556)である。
同社は宅配便による使用済み小型家電の回収を行なうネットリサイクル事業と、「NETOFF」ブランドで展開する各種中古品の買取・販売というネットリユース事業が柱。
特に携帯電話やデジタルカメラなどの素材に含まれるレアメタルの有効活用が注目されており、いわゆる「都市鉱山」関連銘柄といえる。さらに2020年開催の東京五輪のメダルにリサイクルを活用するという動きも出ており、「五輪メダル鋳造関連のど真ん中銘柄」になると見ている。
業績も好調で、今期(2017年9月期)は売上高が前期比13.6%増の42億3600円、営業利益が同80.5%増の2億7200万円と大幅な増益予想となっている。
昨年12月20日に新規上場し、株価は1月30日に7350円の高値をつけたが、短期的には1万円も通過点となるだろう(※注)。将来的には時価総額1000億円を超えてきてもおかしくない成長性を秘めているため、今後2年ほどで株価10倍も狙えると見ている。
【※注:2月28日に1対5の株式分割を実施したため、現在の株価水準は当時の5分の1となっている】