カリスマFXトレーダー・羊飼い氏が、外為市場の旬な話題をウォッチする連載「FXトレンドフォーキャスト」。最近の為替相場は、金融政策以上に政治に振らされることも多い中、FX投資家がトランプ相場を乗り切るにはどうすればよいのか。羊飼い氏が解説する。
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トレンドの方向に自信があったとしても、2017年相場の振れ幅は上下ともに相当大きくなりそうなので、資金管理とロスカットはいつも以上に慎重にしたい。
2016年まではアメリカやEU、日本など各国の中央銀行が主導する金融政策が為替相場の一大テーマとして相場を動かしてきたが、「トランプ相場」以降は金融政策への反応が鈍くなっている。
各国政治の影響力が増しており、時には金融政策以上に為替相場を動かすこともあるだろう。
周知の通り、トランプ大統領は減税やインフラ投資を公約とする一方で自由貿易を阻もうとするなど、経済に与える影響が矛盾する政策を打ち出しており、市場は上にも下にも振らされやすい。