躊躇なく損切りするためのルール設定
人は損をすることを何より嫌う生き物なので、損切りがつらいのは誰もが同じです。感情に振り回されず、事務的に損切りするためには、損切りのルールを事前にしっかり決めておくことです。
わたしの場合は、「25日移動平均線を割ったら」と決めていますが、購入価格の「◯%下がったら」とか、「何円下がったら」とかでもよいと思います。
そのルールに従っていたら、損切りばかりでぜんぜん儲からないとなった場合は、損切りのルールを見直せばいいのです。とにかく、試行錯誤しながら、自分が腑に落ちるルールを決めます。
いざ、損切りラインに達しても、自分で売却しようとすると躊躇してしまうかもしれません。それを避けるために、逆指値の売り注文を出しておくことをおすすめします。
今回のまとめ
・損切りは「負け」ではなく、「次のチャンスをつかむための戦略」。
・買う段階で、しっかり損切りのルールを決めておく。
・感情に左右されないためにも逆指値の売り注文を出しておこう。
【プロフィール】
藤川里絵(ふじかわ・りえ)/個人投資家・株式投資講師・CFPファイナンシャルプランナー。2010年より株式投資をはじめ、主に四季報を使った投資方法で、5年で自己資金を10倍に増やす。普通の人が趣味として楽しめる株式投資を広めるため活動し、DMMオンラインサロン「藤川里絵の楽しい投資生活」を主宰。本稿の関連動画がYouTubeにて公開中。
個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さん