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投資

【業績好調で株価反騰期待】食材高騰懸念から株価が軟調な外食セクター 最新決算で投資妙味が見えてきた3銘柄の注目ポイント《マクドナルド、すかいらーく、サガミHD》

サガミホールディングス(9900)

 サガミホールディングスは、「和食麺処サガミ」などを展開し、中京圏を中心に店舗を構えている。2月13日に行われた2025年3月期第3四半期累計決算においては対前年比で売上高+14.1%、営業益+18.0%、経常益+17.5%、純利益+22.3%、EPS+22.2%と売上、利益、ともに大幅な増収増益を発表している。通期の見通しにおいても売上高+9.7%、営業益+23.8%、経常益+22.0%、純利益+48.5%、EPS+47.9%と大幅な成長予想をしている。

 成長の背景には、前述したすかいらーくホールディングス同様、価格戦略、コスト管理、事業多角化などの取り組みが挙げられる。

 価格戦略においては値上げによる収益向上、コスト管理においては調達先の多角化や業務効率化、事業多角化においては和食麺類にとどまらず、とんかつやパスタ、といった幅広い業態に広げることにより、インバウンドの取り込みを実現している。

 こちらもすかいらーくホールディングス同様、軟調な外食銘柄の中にありながら株価は堅調を維持している。1996年7月につけた最高値2152円を突破できるかどうか注目して見ていきたい。

まとめ

 外食産業は全体的に見れば食料品価格の高騰が引き金となり、消費者の節約志向を投資家に連想させ、株価が下落している銘柄が多い。一方で、業績的には好調な企業が多く、投資妙味がある銘柄も多く散見される。

 今回ピックアップした銘柄で言えば、日本マクドナルドホールディングス(2702)はブランド力と収益性の高さから安定した成長を期待できるのではないか。すかいらーくホールディングス(3197)は、積極的な事業の多角化と海外展開が今後の成長を支えるポイントとして好感されるだろう。サガミホールディングス(9900)は、インバウンド需要を意識した取り組みが過去最高値突破の期待を集めるだろう。

 食料品価格や人件費の高騰という外食産業に対する逆風があるなか、各社の取り組み姿勢などを丁寧に読み解くことで、大きな投資チャンスを見つけられる可能性もあるだろう。

【プロフィール】
古賀真人(こが・まさと)/個人投資家、経済アナリスト、会社経営者、投資系YouTuber。1978年、埼玉大学経済学部卒業後、国内大手金融機関、外資系金融機関勤務を経て独立し、株式会社ライフサポートを設立。25年以上の株式投資経験を活かし、チャート分析からはわからない経済分析、個別企業分析をYouTube「カブアカちゃんねる」で展開。全決算を最速分析しているnote「カブアカマガジン」(https://note.com/masatokoga)を日々更新中。

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