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投資
資産10億円投資家・まつのすけさん

億り人が見る「トランプ相場」の行方 資産10億円の「まつのすけ」さんが「米国の好景気はそろそろ終盤だが、日本株への影響はまだ限定的」と考える理由

まつのすけさんは今後の「トランプ相場」をどう見ているのか(写真/AFP=時事)

まつのすけさんは今後の「トランプ相場」をどう見ているのか(写真/AFP=時事)

 就任早々、予測不能な政策を次々と打ち出している米国のトランプ大統領。世界経済に大きな影響を与えており、「トランプショック」と呼ばれる金融市場の混乱を心配する投資家も多い。そうした状況を、株式投資で億の資産を築いた億り人はどう見るのか──。

トランプ大統領は「株価をかなり気にする大統領」

 会社勤務と並行しての投資で33歳にして億り人となった「まつのすけ」さん。40代とり、起業して投資を続ける一方、マネー関連情報の発信にも取り組み、現在の資産は10億円に達している。まつのすけさんは現在の市況をどう見ているのか。

「過激な発言が続くトランプ大統領ですが、やっていることは規制緩和、減税、行財政改革。この3つは株式市場が大好きな言葉なので、それが揃っているということはかなりポジティブな状況だと思います。

 インフレ率が上がってしまい、FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げに転じるということにならない限り問題はない。トランプ大統領は歴代でも株価をかなり気にする大統領ですから、関税などで 株価が下がるようだと軌道修正を図る のではないでしょうか。株価が下がるとみれば、政策を延期するような大統領で、株価と自分の成績をリンクさせている。バイデン大統領にはなかったものです」(以下「」内の発言はまつのすけさん)

 もちろん、米国の株式市場に不安要素がないわけではない。

「2009年から上昇相場が16年続いています。前回は1982年から2000年まで18年間上昇相場が続きましたから、単純に当てはめるとそろそろ終盤戦かなとは思っています。

 ただ、今年はまだいいと見ています。投資家のなかには『バブル崩壊するぞ』と弱気の人も多いですが、米国株はまだ安心して見ています。基本的に企業業績も好調で、経済も減速しないで安定的です」

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