ペットを守るように足早に去る佐川宣寿・元財務省理財局長(写真右)
天気予報では、「東京は夜から雪になる」と告げていた。3月4日の昼過ぎ、佐川宣寿・元財務省理財局長は愛犬を連れて自宅から出てきた。雪が降る前に散歩させるつもりのようだ。
財務省の森友文書改竄事件(※2017年2月に発覚した、近畿財務局によって学校法人「森友学園」へ、不動産鑑定額より約8億円安い値段で大阪府豊中市の国有地が払い下げられた問題。後に財務省が関連する決裁文書を改竄していたことが発覚、2018年6月に幹部らの処分が発表された)で、〈改ざんの方向性を決定付けた〉(同省調査報告書)と停職3か月相当の処分を受けたあの佐川局長である。