専業主婦だったのが夫の退職をきっかけに55歳で株式投資を始め、米国株に着目して約7年で資産を3億円まで増やした――そんな投資歴の持ち主として話題の「ナスダッ子」さん。トランプ米大統領の予測不能な言動により、米国株式市場も混沌とするなか、いまどういった銘柄に注目しているのか。短期的には先行き不透明の状況があるが、「長期で見る」ことをモットーとするナスダッ子さんにとっては、こうした局面は仕込み時でもあるようだ。
■前編記事:投資歴7年で資産3億円の元専業主婦・ナスダッ子さんが明かす「エヌビディアがまだ“謎の半導体企業”だった頃から大金を投じられた理由」
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ナスダッ子さんは「米国のハイテクグロース株に魅せられている」と語る。大きく下げる局面がありつつも、上がる時には跳ねる。そこに投資の醍醐味を感じるのだという。
「好きな企業を応援できて、成果が見えるのが株式投資のいいところ。私にとって好きな企業というのはやはり自分の好奇心を満たしてくれるような業種。新しいモノ好きですし、ハイテク産業はこれからの世の中を牽引すると信じています。業績の成長率もすごいですしね」(以下「」内はナスダッ子さん)
焦って売りたくなった時に見る「過去30年チャート」
これと見定めた銘柄を、長期で保有し、資産額を増やすのがナスダッ子さんのスタイルだ。
「短期での売買もしてみたし、既に成功している人の真似もしてみた。いろいろやって、成功と失敗を積み重ねた結果、長期のほうが儲かるな、という自分のやり方の結論を出しました。私は米国株の成長性に賭けて投資をしている。短期的には下がるリスクを覚悟で、どんと構え続けることが最善だと考えます。
もちろん過去には焦って売りたくなったこともありますが、その時はナスダックの過去のチャートを見るようにしました。ナスダックの過去30年チャートは右肩上がり。だから、下がった時には30年チャートを見て、“今はまだこれだけしか下がってないじゃない!”と自分に言い聞かせていますね」
現在もトランプ米大統領の影響でナスダックは下落局面にある。それでも焦りを感じないというナスダッ子さんが今、注目する銘柄とは何か。
(以下、ナスダッ子さんが挙げた米国株の最新注目銘柄5を表組みで紹介)