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石丸伸二氏が立ち上げた「再生の道」、都議会議員選挙の候補者選考を見て「歴史の扉が開く出来事」と感じたオバ記者の思い

地域政党「再生の道」を立ち上げた石丸伸二氏(時事通信フォト)

地域政党「再生の道」を立ち上げた石丸伸二氏(時事通信フォト)

 新年度の幕開けである4月には、社会的にも大きな動きがある。体験取材を得意とする女性セブンの名物ライター“オバ記者”こと野原広子氏が“歴史が動いた”と感じた2つの出来事について綴る。

フジテレビ問題の第三者委員会の調査発表

「春の嵐」というけれど、3月末に「えっ? これ、真夏日じゃない?」と思うほどの日差しが照りつけたその数日後に雪がパラつくって、もうわけわかんない。いやいや、春はそんなものよと言われたらそんな気もするし、私自身、そう思って落ち着きたいのよ。その一方で、今年ばかりはそうはいくかなと胸騒ぎが止まらないんだわ。

 天気の話じゃない。先日のフジテレビの記者会見よ。

 ご存じの通り、元タレントの中居正広氏が起こした女性トラブルと、それに関連するフジテレビの対応を第三者委員会が調査したというあの話だけどね。

 思い起こせばこの事件でフジテレビは、最初は社員の関与を全面否定で、次はカメラを入れない記者会見。それを批判されたら10時間会見をしたけどスッキリするどころか、この人たちがフジテレビの幹部だったんだ、へぇ~という感想を世間にばらまいただけ。って、ここまでダメの上にダメを重ねたあげく、「第三者委員会を設置して調査します」と言われたってねぇ。またまたどっかに抜け穴を作っているんじゃないの?と、そう思っていたのは私だけじゃないと思うよ。

 ところがところが、中居氏の性暴力はあったとハッキリ認めただけじゃない。フジテレビの社員が少なからずかかわっていたことや、いかがわしい飲み会の費用は会社の経費で精算したとか、耳を疑うような事実が出るわ出るわ。さらに、直後にフジテレビの清水賢治社長は会見を開いて被害女性に対して、「会社としての救済が充分ではなかった結果、大変つらい思いをさせてしまった」と謝罪。いくら広告収入が何か月も激減して背に腹は代えられないとはいえよ、“男性優位の社風だった”と社長が認めたのよ。昭和女の私は「ふんっ、いまさら」と鼻白みながら、歴史が動いたと思ったもんね。

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