一帯一路戦略では、シルクロード沿線国家のインフラ設備建設が中心となるが、インフラ建設需要に伴い、建設・エンジニアリング、セメント、鉄鋼、建設機械、通信設備、電力設備などのセクターが恩恵を受ける。また、貿易量の拡大によって、港湾、海運、商用車(トラックなど)などのセクターが恩恵を受ける。
最も大きな恩恵を受けるのは中国の関連企業であるが、日本企業においても、中国関連で、かつ、ここで示したセクター企業にはチャンスがあるはずだ。
文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサル ティングなどを行うTS・チャイナ・リサーチ代表。ブログ「中国株なら俺に聞け!!」、メルマガ「週刊中国株投資戦略レポート」も展開中。