「値上げの春」がやってくる。その範囲は食品からレジャー、公共料金、年金や生命保険にまで及び、家計への影響はかなり大きい。
「円安による原料などの輸入コスト増に原油高が加わり、さまざまな分野での値上げにつながっています」(節約アドバイザー・丸山晴美さん)
とはいえ、工夫次第で乗り切ることは可能だ。
「値上げは無駄な契約の見直しや、節約テクを習慣づけるためのいい機会。家計をスリムにするチャンスです」
と丸山さん。具体的な節約術を見ていこう。すでに値上げが発表されている食品はオリーブオイル、のり、小麦粉、生乳だ。
「小麦を原料とするパンやパスタなど、今後は他の商品にも波及する可能性があります。バターの代わりにマヨネーズを使う、オリーブオイルをサラダ油で代用するなど、食費のトータルコストを下げることを考えることが大事です」
と家事アドバイザーの矢野きくのさん。値上げに対抗するには「いかに安く買うか」が必須。ショッピングアドバイザー・今野保さんはこうアドバイスする。