近年、タワーマンションの人気は高まる一方で、東京湾岸地区の豊洲や勝どき、神奈川県川崎市の武蔵小杉にはタワーマンションが林立。2017年中には、マンションとしては日本最高階数をとなる60階建てマンション「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」(東京都新宿区)も完成する予定だ。
タワーマンションの最大の魅力のひとつとして眺望が挙げられるが、どんなに高いタワーマンションにも存在するのが低層階。高層階と比べて、比較的価格も安く設定されていることも多いが、「あえてタワマンの低層階を選ぶ」という選択肢はアリなのだろうか?
タワーマンションを手がける大手不動産会社社員・Aさん(40代・男性)はこう語る。
「最大のメリットは、低層階の住民も高層階の住民と同じ共用施設を利用できることです。タワーマンションは、エントランスやエレベーターホール、駐車場などが豪華な仕様になっており、オートロック、管理人が常駐する24時間の管理体制など、セキュリティも万全。展望室やプール、ゲストルームなどが設置されている物件もあります。これらのすべてのサービスを、高層階の住民と同様に受けることができます」(Aさん。以下「」内同)