家計

家庭料理「一汁三菜」の誤解 一汁一菜で時間とお金の節約に

本来はこれで十分?

本来はこれで十分?

 家事の中でもとりわけ厄介なのが、毎日の食事の用意。そうした中で、料理研究家の土井善晴さん(60)が、著書『一汁一菜でよいという提案』の中で提言している「一汁一菜」のススメが、時間と手間を大幅に節約できるとして、主婦層を中心に大きな話題となっている。

 土井さんといえば、『きょうの料理』(NHK)や『おかずのクッキング』(テレビ朝日系)などで、関西弁の柔らかい語り口で料理を作る方法と楽しさを説く人物。そんな土井さんは、毎日の食卓において、いわゆる「一汁三菜」は不要で、「一汁一菜」で十分だと主張する。一汁三菜とは、汁物(味噌汁やすまし汁など)を1品と、おかずを3品用意すること。日本料理の献立の基本とされてきたものだ。

 ソーシャルニュースサイト『ハフィントンポスト』に掲載された記事で、土井さんは、「一汁三菜」について、「そもそもは神様へのお供え」「お公家さんが食べるハレの日の料理」と述べたうえで、〈毎回の食卓で一汁三菜、つまりおかず3つを作るって大変なこと〉〈専業主婦のお母さんでも大変だし、仕事をしながらだったらなおさら無理〉と指摘。

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