さらに、〈家庭料理は、当たり前の下ごしらえ以上に手を掛ける必要はない〉〈ひと手間掛けることを愛情だと誤解している人が大勢いますけど、それは自分で料理のハードルを上げて自分を苦しめているだけ〉と、手間をかけすぎなくて良いと主張している。
そんな土井さんが説く「一汁一菜」は、「ごはん」と「おかずを兼ねた具だくさんのみそ汁」のこと。この提案は、毎食の献立にプレッシャーを感じる人々に強く響いているようで、同書のAmazonのレビューは、
〈4歳2歳0歳の3人の育児中。元々手の込んだ料理はしていなかったけれど、この本を読んでからは具だくさんお味噌汁とおにぎり!だけでも、申し訳なさが自信に変わりました〉
〈ものぐさな僕でもこの本を読むと味噌汁を毎日つくろうと思えますし、実際毎日作り続けられる素晴らしい本だと思います。〉
などといった高評価が並んでいる。
またツイッターにも、
〈一汁一菜でいい。と先生に太鼓判を押してもらえることで、どれだけの女性が救われることか。有難い〉
〈土井さんの言ってる一汁一菜節約にもなるし良いな〉
など、作り手から“気が楽になり、お金の節約にもなる”と喜びの声があがり、さらには、