昨年の台風被害により、北海道産のじゃがいもが不作となった影響で、湖池屋やカルビーは今年4月、一部のポテトチップスの販売を休止した。これを受けて、フリマアプリ「メルカリ」では、販売休止中のポテトチップスがプレミア価格で出品される事態となっている。
特に多く出品されているのはカルビーの「ピザポテト」。なかには1袋2万5000円というとんでもないプレミア価格で出品されているケースもある。
いくら販売休止中とはいえ、通常120円から200円程度のポテトチップス1袋に対して2万5000円というのは信じられない価格。どういう意図で出品されているのだろうか。IT企業関係者はこう話す。
「メルカリは、ユーザーが自由に価格を設定して商品を出品することができます。もちろん高すぎても売れないわけですが、“万が一誰かが間違って買うかもしれない”という期待を込めて出品している可能性もあるでしょう。また、メルカリの場合は商品のコメント欄で値下げ交渉をすることが一般的となっていることもあり、値下げされることを見据えて高い価格をつけているケースも多いです」(以下同)