新年度がスタートして、もうすぐ1か月。新社会人からはすでに「辞めたい」という声がネット上であふれ、事実、退職者さえ出ているという。
ツイッター検索で「新卒」と打ち込むと、「辞めた」「辞めたい」「転職」「来ない」と勤務継続にネガティブなワードの予測ばかり登場。いかに多くのユーザーが検索し、悩みや不満を紛らわしているかがうかがえるが、そもそも学生はどんな基準で会社を選んでいるのだろうか。
1月に発表されたディスコの就職意識調査によれば、2018年卒業予定の学生が就職先企業を選ぶ際に重視する点のトップは「安定している」(47.6%)。前年に4年連続で1位だった「将来性がある(43.9%)」が、今年は2位となった。次いで「給与・待遇が良い」(36.7%)、「職場の雰囲気が良い」(29.8%)、「仕事内容が魅力的」は年々ポイントが低下。同社の就職活動調査でも、志望業界は理系と文系を合わせて1位が「銀行」という結果だった。
こうした風潮を地でいくように、ツイッターには、就活中と思しき学生から
〈就活はとにかく大企業かホワイト企業で安定してお金稼げるとこって軸〉
〈銀行は土日休みでお給料良くて真面目な人が多くてあまりガツガツ営業しなくて良さそうなので志望してます〉
など、安定志向や給与を求める傾向が強い投稿がみられる。