水漏れが発生したら事実上引っ越ししかない?
火災保険で補償することができる「水漏れ」。金銭的には心配しなくてもいいかもしれないが、問題はかなり深刻だという。住んでいたマンションで水漏れが発生した経験がある30代男性・Aさんはこう話す。
「ある日、私が住んでいた部屋の風呂場の水道管から水漏れが発生し、下の階の物置が水浸しになってしまったんです。ひとまず、その日は私の部屋の水道の元栓を締めて、水漏れを防いで、翌日水道工事を行ったんですが、それでもまた水漏れが発生しました。原因は風呂の水道管の老朽化でした。風呂場をすべてリフォームしないと根本的な解決に至らないということでした」
水道の元栓を締めない限りは、下階への水漏れが発生してしまうということで、水が使えない生活を強いられることとなったAさん。結局実家に避難することとなった。
「たまたまだ実家が近くだったから良かったものの、下手をすればホテル住まいを強いられていたかもしれません。最終的に風呂の工事が必要となり、そのまま引っ越すこととなりました」(Aさん)
男性が住んでいたのは、築40年以上のマンション。男性に過失はなく、水漏れの原因は設備の老朽化だった。