インバウンド観光客に向けて一般住宅を宿泊所に活用する民泊がヒートアップ中。身近なところではブランドバッグを使わない時だけ他人に貸す、レンタルサービスが流行。一時的に「シェア」する、新しいお小遣い稼ぎ術。今回は、あなたの「時間」をシェアする術をご紹介。
○月○日の10時からの30分間で英語を教える、というように、ウェブサービス『タイムチケット』では、特定の時間で自分のスキルを誰かに提供している。売られている“商品”は、ランチの同行から写真撮影までさまざまだ。
この仕組みを生みだしたのが『グローバルウェイ』の山本大策さん。時間単位でスキルを売買したい人の仲介はできないかと、3年前に立ち上げた。この1年で取引されたチケットはのべ3500枚ほどで年々増えている。
「売り手は売り上げの10%以上を寄付するルールで、それがSNSで拡散されたのが、利用者が増えた一因です。寄付をしていることで買い手の警戒心が解け、シェアしやすくなるようです」(山本さん・以下同)
チケット内容や値段設定は自由に変えられる。オプションを付けてニーズに合わせる人も多く、集客には対象を定めるのが重要だ。
「フリートークでも、子育ての経験を生かして“悩みを聞きます”など、的を絞った方が選ばれやすいですね」